STUDIOでWebサイト制作の依頼を受ける上で、店舗ビジネスの方から「サイトから予約できないか?」と言われたことはありませんか。
私も店舗のHPを作成する上で何度か言われたことがあり、その度に「お問い合わせフォームしか作成ができません。」とお断りしていました。
しかし、外部システムを利用して、STUDIOで埋め込むことによりご要望に対処できることが判明しました。
今回は、実際に外部システムのSELECTTYPEで予約フォームを作成して、STUDIOのサイトに埋め込む一連の流れと方法を解説していきます。
SELECTTYPEについて

予約システムとは?
「予約システム」とは、インターネット上で顧客からの予約受付を自動的に行えるツールです。従来の電話、メール、紙媒体による予約は、受付スタッフによる間違いが頻繁に発生していました。一方、予約システムは、顧客と1対1でやりとりを行う必要がなく、予約内容のミスを防げるのが特徴です。
予約システムを活用するメリット
予約システムを導入することによって、業務効率の改善やコストカットが可能です。従来の予約方法と異なり、顧客と1対1で連絡を取り合う必要がないため、受付スタッフの負担を軽減できます。また、予約システム内で顧客の予約情報を管理できるようになり、自社で予約表を作成する必要がありません。
たとえば、飲食店で予約システムを導入する場合、スタッフの聞き間違いや、データベースへの入力時のミスを防げるのがメリットです。さらに、予約受付担当のスタッフを準備する必要もなく、人件費のコストカットとしても活用できます。
「SELECTTYPE」とは
無料で予約システムを導入できるサービスとして「SELECTTYPE」が注目を集めています。SELECTTYPEは、顧客からの予約受付を24時間365日行えるほか、自社のWebサイトごと作成できる総合型の予約サービスです。
また、170種類以上にも及ぶテンプレートを用意しており、さまざまな業種に対応しています。店舗の予約管理だけでなく、自社での会議室の予約、セミナーの出席管理といった幅広いシーンで活用できます。
無料プランでも十分クオリティの高い予約フォームを作成できるので、一旦は無料で作成することをおすすめします。
しかし、予約フォームの端に広告が出てしまうため、利用用途や状況に応じて有料プランも検討してみてください。

SELECTTYPEで予約フォームを作成
アカウントの作成

まず始めに、サイトトップの「無料で予約システムを作成する」をクリックし、アカウントの作成を行います。
カテゴリとテンプレートの選択

アカウントの作成が完了したら、予約フォームの作成に移ります。冒頭でもご紹介した通り、テンプレートが用意されているため、カテゴリから用途に合わせて選択します。

今回は居酒屋のHP制作を依頼されたと仮定して、予約フォームを作成していきます。したがって、テンプレートの「飲食店」を選択して、右下の「このテンプレートで作成」をクリックします。
テンプレートをカスタマイズ
つぎに、実際の店舗の状況や条件に合わせて、テンプレートをカスタマイズしていきます。



予約フォーム完成、テスト
予約フォームの設定が完了したら、実際の予約フォームより予約を行い、正しい動作がなされているかをテストしておくと良いでしょう。

コードをコピー
フォームが完成したら、画面左上の「予約フォーム」をクリックし、「共有情報(公開URL)」をクリックします。

すると各コンテンツのコードが一覧で出てきます。
主に「予約ボタン」と「Webページに貼り付ける」の2点を覚えておけば良いでしょう。


今回は、サイト内に直接予約フォームを埋め込むことにするため「Webページに貼り付ける」のコードをコピーします。
STUDIOで実装する
STUDIOのエディタ画面で、左側のメニューバーの矢印アイコン⇒追加タブの「iframe」をドラッグ&ドロップします。

つぎに、右側のパネルを開き「埋め込みコード」に先ほどコピーしたコードをペーストします。


最後にお好みのサイズにレイアウトを調整すれば、STUDIOで予約フォームの実装が完了です。
まとめ
STUDIOの基本機能だけではできないこともありますが、外部サービスを連携させることでお客様の要望にも対処が可能です。
お客様のためにできないと伝えることも大事ですが、本当にできないのか一度振り返ってみて回答すると良いと思います。
単なるWebサイトを制作するだけではなく、お客様の負担軽減や要望実現を考えて価値提供の幅を広げていきましょう。
STUDIOでサイトの制作をしてほしい、STUDIOでWebサイト作りたいけど、何から始めていいか分からない…という方へ。
STUDIOにてサイトの制作依頼や講師等の依頼も承っておりますので、ぜひご連絡ください!
最後までお読みいただきありがとうございました。